2021.05.18
眠り始めにぐっすり眠ると得られる3つのメリット
「眠れなくて悩んでいるけど、これ以上睡眠時間が増やせない。」
在宅ワークの影響なのか、寝つきの悪さや睡眠不足を感じる方が増え続けているようです。
医師が6〜7時間睡眠を推奨しても、これ以上睡眠時間を増やせない人がほとんどではないでしょうか。
たとえ睡眠時間を増やせなくても「質」を上げることはできます。
人は脳が休まる深い眠り(ノンレム睡眠)と、脳が起きたままの浅い眠り(レム睡眠)を繰り返して眠っています。
特に1〜2回目までのノンレム睡眠は、深い眠りになると言われています。
ここでしっかり眠ることができると、全体の睡眠時間が少なくても睡眠の質は十分上がります。
この記事では、眠り始めにぐっすり眠って得られる4つのメリットをお伝えします。
3つのメリット① 自律神経が整い、眠りやすくなる
「自律神経」と「睡眠」には深い関わりがあります。
日中活動時には自律神経が「アクティブ」になり、夜眠る頃には「リラックス」に切り替わると眠りやすくなります。
しかしパソコンなどを使い続けていると、自律神経が「アクティブ」のままとなって寝つきが悪くなり「休息できない・眠れない」悪循環に陥りやすくなります。
そうならないためには、当然のことではありますがやはり「しっかり眠ること」が大切です。
3つのメリット② うつ病の予防・心のコンディションを整える
眠れない状態が続くと、うつ病を発症するリスクが高まることが分かっています
睡眠は心を修復する働きがありますが、不眠が続くと回復しにくくなります。
また、睡眠は「嫌な記憶を消去する」ことも分かってきました。
脳には扁桃核と言って、恐怖や不安などマイナスの感情を記憶する場所があります。
ここが休まらないと、マイナスの感情を維持したままになってしまいます。
脳を休ませるとマイナスの感情がやわらぐため、眠り始めに深く眠ることが大切です。
参考
寝入り90分が鍵。免疫力を上げる「眠り方」8つのチェックポイント https://www.kateigaho.com/migaku/19612/2/
睡眠の問題とうつ病との関係について – 心療内科・メンタルクリニック・精神科|神楽坂こころのクリニック|東京都新宿区|最寄駅は神楽坂・飯田橋 https://www.kagurazaka-mc.com/colum/sleep-and-depression
睡眠を制するものは記憶を制す!生活リズムを整えて良質の睡眠を手に入れよう | Family Academy | 河合塾 Kei-Net https://www.keinet.ne.jp/special/parent/academy/2016.html
3つのメリット③ 美肌効果・アンチエイジング
寝不足状態が続くと、ニキビが増えたり、肌が乾燥しやすくなるなどトラブルが起きやすくなります。
その理由は、成長ホルモンの分泌不足によるものです。
成長ホルモンは、古い肌細胞から新しい肌細胞にさせる、肌を生まれ変わらせる働きである「ターンオーバー」を促してくれます。
また、コラーゲンなど、お肌のハリや弾力を維持する物質を作る細胞を、活発にさせる働きもあります。
この「成長ホルモン」がよく分泌されるのは睡眠中であるため、寝不足になるとすぐに肌トラブルが起きやすくなります。
参考
肌荒れだけじゃない!皮膚の老化まで左右する「睡眠とお肌」の深い関係|眠りのレシピ|ふとんなどの寝具なら西川公式サイト https://www.nishikawa1566.com/column/sleep/20200821112016/
良質睡眠のすゝめ ~睡眠ゴールデンタイムの「新」常識~ | FORZA STYLE|ファッション&ライフスタイル[フォルツァスタイル] https://forzastyle.com/articles/-/55488#a6
おわりに
この記事では、睡眠時間が増やせなくても質を高めることで、多くのメリットがあることをお伝えしました。
そして、眠り始めにぐっすり眠るには「お風呂」が簡単です。
自分の意思では切り替えられない自律神経のスイッチを「リラックス」に切り替え、布団に入るタイミングを合わせてやると、入眠しやすくなります。
具体的には「夕食後1時間は入浴を避け、40度のお湯に15分浸かり、お風呂を上がって約90分後に布団に入る」ことです。
アプリ内ではこれを音声と通知でご案内し、簡単に実践できる「すっと眠りにつく」レシピを提供しているので、ぜひお試しください。