2021.07.24
汗をかいただけでは痩せない?入浴ダイエットのひと工夫
皆さんこんにちは。Onsen*編集部です。
Onsen*では「入浴剤×アプリ」で新しい入浴習慣をお届けし、毎日を頑張る皆さんにリラックスできる空間を提供しています。
全国的に梅雨が明けて猛暑日が続いてますね。ここ数日でお風呂はシャワーで済ませる方も多いのではないでしょうか。
今回は
「夏に向けてボディメイクをしたい」
そう思っている方に向けて、最適な入浴方法をご紹介します。
お風呂の入り方をひと工夫するだけで、ダイエット効果が期待できるのでぜひお試しください。
5つの入浴効果
入浴は身体への5つの効果が期待できます。
①温熱作用
身体が温まることによって、血流アップによる新陳代謝が促進されます。これにより疲労回復効果が期待でき、関節痛などの痛みを緩和させる働きがあります。
②静水圧作用
お風呂の水圧によって全身がマッサージされたような状態になります。
それによりむくみ解消に効果があり、水圧でしめつけることによって、血流の流れも良くなります。
③浮力作用
水中では身体に浮力が働き、体重が10分の1程度になると言われています。
これにより関節や筋肉への負担が和らぎ、リラックス効果を期待できます。
④清浄作用
温かいお風呂に入ることで毛穴が開き、汚れや皮脂を流れ出させる効果があります。シャワーだけで済ますより、清浄効果は高いので汗をかきやすい夏にこそ入浴はおすすめです。
⑤蒸気・香り作用
お風呂の蒸気で鼻やのどに湿り気が渡り、免疫力の低下を防ぐことができます。
入浴は習慣化することによって、新陳代謝を上げる効果が期待できます。身体の健康を維持したい方もぜひ生活習慣に取り入れていただきたいです。
入浴自体にダイエット効果はない
よく「入浴で汗をかけば痩せられる」と聞きますが、実はお風呂に入って汗をかいただけではダイエット効果はありません。お風呂の場合、脂肪を燃焼させているのではなく、お湯から熱をもらって体温が上がっています。実際に、国が発表している身体活動の強さを比べるとお風呂だけでどんどん痩せるわけではないことが分かります。
[身体活動の強さ(メッツ)]
安静時:1
入浴:1.5
散歩:3.5
たっぷり汗をかくことによって体内の不純物は多少なり排出されますが、消費カロリーは10~20kcal程度なので痩せるわけではありません。
ダイエットしたいならお風呂のタイミングが重要
しかし、間接的にダイエットに繋がる入浴方法があります。
それは、食前に入浴することです。
入浴すると体温が上昇し、皮膚表面に血流が分散します。
これにより胃や腸の働きが抑制され、食欲を抑える効果があるのです。
よって食べ過ぎの防止にもなり、摂取カロリーを押させることができます。
食前におすすめの入浴方法
では食前におすすめの入浴方法をご紹介します。
①コップ1杯の水を飲む
入浴はぬるめの湯でも水分を消費するので、入浴前には必ずコップ1杯の水を飲みましょう。また15分前後の入浴はかなりの汗の量を書くので、脱水を防ぐためにも水を飲むのことは重要です。
②入浴前に掛け湯かシャワーをする
温度の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックといいます。この血圧の変動に伴って、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こる可能性があります。入浴前にはシャワーや掛け湯をして、お風呂に浸かった時の急激な体温の上昇を防ぎましょう。
③40℃のお湯で15分間入浴
(Onsen*アプリではタイマーとBGM付きで入浴をサポートするプログラムが無料で使えます)
※夏場なら温度を下げたお湯で足の曲げ伸ばしなど軽い運動をするのもおすすめです
④入浴後はコップ1杯の水を飲み水分補給をする
この様に食前に入浴することで、胃や腸の動きを抑制することができます。
おわりに
今回は入浴ダイエットのひと工夫をご紹介しました。
お風呂で汗をかいただけではほとんどダイエット効果はないので、注意しましょう。
夏場は入浴を控える方も多いと思いますが、身体への良い効果はたくさんあります。毎日を健やかに、楽しく過ごすためにぜひ入浴する習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?
これからも連載では、お悩みに応じた入浴方法や睡眠のメソッドをご紹介していきます。素敵なお風呂ライフを!