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    Onsen* Times

    2020.12.29

    私たちが「温泉」に惹かれる理由を考えてみた。

    ブログサムネイル

    こんにちは、Onsen*編集部です。
    前回の記事でもお伝えしましたが、私は以前、交通事故の後遺症で悩んだ時期がありました。
    その時に訪れた別府温泉をきっかけに、すっかり温泉が大好きになってしまいました。
    温泉のことが好きだからもっと知りたい!と、常日頃より様々な温泉体験記を読み漁っています。

    「『登山と温泉はセット』、完全に同意・・」
    「温泉街にある泊まれる図書館?すごく気になる!」
    「そう、温泉っていい!」

    色々な反応をしながら様々な温泉体験記を読んでいたら、ある疑問が頭に浮かびました。
    それは「なぜ、私たちは温泉に惹かれるのだろう?」というシンプルな疑問でした。

    なぜ温泉に惹かれてしまうのか


    温泉に関連する体験記を読んでいくと、温泉は泉質も場所も様々であることがよく分かります。
    それに温泉に浸かるだけでなく、グルメ、リフレッシュ、観光、登山後の休息と楽しみ方も様々です。
    私の場合、「医療ではこれ以上治らない」と言われ、交通事故の後遺症を緩和するために温泉に行くようになりました。
    今はその頃ほどの痛みはなくなりました。”痛みを緩和するための温泉”ではなくなったものの、休みがあれば、リゾートでもなく、大都会でもなく、温泉に行き続けています。

    温泉専門家の方のnoteで見つけたヒント

    「なぜ人は温泉に惹かれてしまうのか?」
    こんな温泉専門家の方の記事が目にとまりました。

    「温泉はコモンズ、つまり『みんなの資源』として発展してきた歴史があります。文化や伝統の集積地でもあるし、癒しや平和を求めて人々が訪れた場所でもある。また、温泉も人間と同じで『十湯十色』です。みんな個性や持ち味が微妙に違います。専門家としては、みなさんに温泉を五感全てで楽しんで欲しいと考えています。普段、都会では閉じている五感を温泉で開放しストレスから逃げることも、人生においてとても大切なことだと思います」
    日本人が意外と知らない温泉の歴史と未来 温泉専門家・石川理夫氏インタビュー・後編 - https://note.com/found/n/ne466507d2862


    「五感全てで楽しむ温泉、都会では閉じている五感を温泉で開放すること」
    たしかに都会で過ごしていると、刺激を受けすぎないように、私たちは知らず知らずのうちに、感覚を閉じてしまっているのかもしれません。
    でも、運動していないと体が鈍ってしまうように、感覚だって使わなければ鈍くなってしまいます。
    人の感覚が鈍くなると、自分の心や体が疲れてしまっても、「まだ大丈夫だろう」と無理をしたまま働き続けててしまったり、本当に必要な休息をとることができなくなることもあるのではないでしょうか。
    温泉に行けば、五感が開放されます。
    お湯の色や自然豊かな景色で「視覚」が、虫の声や川の水が流れる音で「聴覚」、木や温泉の香りで「嗅覚」、その土地の素材が使われた食事で「味覚」、お湯の手触りや温度で「触覚」が刺激されます。

    「温泉」は、普段閉じている私たちの五感を無意識に開放できる場所なのかもしれません。

    古いものと新しいものが融合して進化し続ける温泉

    上にあげた温泉専門家の方のインタビューにはまた、記事の最後にこんな記述がありました。

    関所を越えて人々が訪れた温泉は、世界の人々が国境を越えて訪れる『ONSEN』へと進化しようとしています


    この別府の温泉街では、若い外部の人たちと、町の人たちが一緒になって、古いものの良さをそのままに、新しさも取り入れて進化し続けています。
    最近では街に眠る古い写真を掘り起こすプロジェクトも始まっているようです。

    「BTKPP」とは? 「別府箪笥の肥やし写真計画」「BEPPU TANSU NO KOYASHI PHOTO PROJECT」

    (そしてOnsen*の入浴剤は、別府温泉のひとつである明礬温泉で採れる、天然の湯の花のエキスが原料です)

    おわりに

    温泉に行きたい!と思っても、そうそう温泉には行けません。
    私はそんな時はOnsen*を使うようになりました。
    デジタルの情報に晒されて疲れることもあれば、こんな風に新しい体験を生み出すことができる。
    デジタルだって、人の使い方次第なのかもしれません。
    先日はOnsen*アプリに、新しく古典の朗読メニューも加わって、また新しい体験ができるようになりました。
    本好きなOnsen*開発メンバーも「これいいです!」と楽しみにしていた機能です。
    ぜひお試しください。



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