2020.12.22
Onsen*が伝えたい別府温泉のこと、そこでしか採れない湯の花のこと。
こんにちは、Onsen*編集部です。
みなさんは「別府温泉」をご存知でしょうか?
Onsen*の入浴剤「デイリーミネラル」の原料となっている天然の湯の花エキスの原産地です。
今週は別府温泉や、そこでしか採れない湯の花についてお伝えします。
別府温泉とは
別府温泉は大分県別府市内に数百ある温泉の総称です。市内でも歴史の異なる8箇所の温泉郷を中心に分布しており「浜脇温泉」「別府温泉」「亀川温泉」「観海寺温泉」「堀田温泉」「明礬温泉」「鉄輪温泉」「柴石温泉」の8つを総称して「別府八湯」とも呼び泉質も様々です。
湯治のための庶民的な滞在型の宿、大きなホテルや旅館など、観光客向けの温泉宿の種類も沢山あります。
地元の人に親しまれる昔ながらの共同浴場も点在し、日常的に温泉が利用されている温泉の街です。
昭和のレトロな風情がそのまま残る街でしたが、2000年から変化が生じています。
「立命館アジア太平洋大学(APU)」が別府市内に開校したためです。
APUには世界中から外国人学生が集まり、日本人の学生も増えました。
元々温泉と観光の街である別府は移住者や観光客にも優しく、新しい住人を大らかに受け入れていったことにより、別府らしい佇まいを残しながら「温泉街」に新しい活気が加わり変化し続けているようです。
なぜ、世界中から大分のAPUに学生が殺到しているのか? - 出口治明:立命館アジア太平洋大学(APU)学長
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湯の花とは?どこで採れる?
湯の花とは、明礬温泉の温泉蒸気の結晶を精製したものです。
別府温泉エリアの中で一番標高が高い場所にあり、白いお湯に硫黄の匂いが特徴的です。
私が初めて別府を訪れた15年前、交通事故の後遺症で慢性的な痛みが残っておりました。
地元のタクシー運転手さんに、痛みと、痛みによる眠りの浅さからなのかひどい肌荒れに悩んでいることを伝えたら勧められたのが、明礬温泉でした。
その明礬温泉地で江戸時代からずっと受け継がれ国の重要無形民俗文化財にも指定された湯の花小屋を利用した製法から、湯の花は作られています。
1日約1ミリずつ成長する結晶を40~60日かけて採取、精製、乾燥してようやく湯の花になります。
この湯の花作りは明礬温泉だけのもの、他の地域の湯の花は水には溶けませんがここで作られる湯の花だけが水に溶ける特別なものになります。
化粧水や入浴剤など様々な製品に用いることができる理由です。
Onsenの入浴剤はこの湯の花を精製したエキスが原料であり、Onsen開発メンバーも色々試したなかで「本当に温まると感じた」から選んでいます。
湯の花エキスの効能:
くじき・肩のこり・腰痛・痔・あせも・しっしん・疲労回復・産前産後の冷え症・にきび・冷え症・荒れ症・神経痛・リウマチ・しもやけ・ひび・あかぎれ・うちみ
https://on-sen.jp/products/a01/
Onsen*の入浴剤デイリーミネラルに使われている原料の原産地である別府温泉(明礬温泉)や湯の花についてお伝えしてみました…と言いながら、この記事だけではとても別府温泉の魅力をお伝えし切れません。
私自身も15年前に別府温泉を訪れた時からのファンでありますが、北九州から行くのは年に数回程度なので、自分だけでお伝えできることは限られています。
公式の観光案内にも、旅行ガイドにもまだまだ伝えきれていない別府温泉の魅力がありますので、ぜひこのマガジンから別府に興味をお持ちいただき、そうした周辺情報からも「別府温泉は今、こんな面白い取り組みがあるんだ」「大衆浴場、いつか行ってみたい」「このお店が素敵すぎる」「面白い人が多そう!」なんて味わってくれたら嬉しいです。