スギとヒノキ花粉の飛散が収束しつつあり、ようやく露天風呂を楽しめるようになってきました！
暑くも寒くもない今の時期がもしかしたら一年のうちで露天が一番気持ちいいかもしれません。
というわけで今回はオンリーワンな露天エリアがある大阪の銭湯を紹介いたします。
（大阪続きになってごめんなさい。GWなどで来阪予定の方々、参考にしてくださったら嬉しいです！）

①新柏原温泉（柏原市）

柏原駅（JR大和路線）から徒歩５分。
新柏原温泉さんの水風呂に入ると、身体の輪郭がなくなる。

サウナブームの火付け役になった漫画『サ道』の中で水風呂の水と身体が一体化するシーンがあるのですが、新柏原温泉さんの水風呂がまさにそれ！
そんな最高の水風呂が、なんと露天にあるんです。
備長炭で濾過された軟水の水風呂でして、富士山の溶岩石を搭載したストーブを使用した極熱サウナの後に入ると至福なんです。
露天には岩造りの薬湯もあります。
延寿湯という生薬や、ヒマラヤ岩塩、その他イベント湯などが実施されています。
休憩時に薬湯の香りを感じられるのも嬉しいポイントです。
その他には熱々のラドンスチームサウナ、ジェットバス、電気風呂など湯舟のラインナップも充実しています。
軟水でお湯もとにかく気持ちいいので、温冷交代浴がお好きな方にもオススメです。
毎月第２日曜日は周辺で柏原市の地場産業マルシェが開催されていますので、入浴と併せておでかけしてみてはいかがでしょうか？
イベント湯、マルシェ情報は↓でチェックしてみてください。
新柏原温泉Twitter
https://twitter.com/shinkashiwara
「をかしわらマルシェ」Twitter https://twitter.com/wokashiwara

②露天風呂たこ湯（豊中市）

曽根駅（阪急宝塚線）から徒歩８分。
屋号を見ただけでも惹かれてしまう「たこ湯」さん。
たこ焼き屋が併設されており、入浴前後にたこ焼きも楽しめてしまいます。
こちらの露天にはゲルマニウム湯や水素湯など泉質にこだわった湯舟があり、空をどーんと仰ぐことができます。
たこ湯さんの露天はなんだかとってもノスタルジックな雰囲気なんですよ。
言葉で説明するのが難しいのですが、昔のデパートの屋上みたいなムードがあります。
浴室１階の遠赤外線サウナや熱めの炭酸泉で身体を温めて、キンキンに冷えた水風呂で研ぎ澄まされてから２階のこの露天に来たら…
強制的にととのってしまいます！

③日の本湯（守口市）

守口駅（地下鉄谷町線）・守口市駅（京阪本線）から徒歩15分。
大阪銭湯屈指の軟水を味わえる日の本湯さん。

露天風呂には軟水白湯、軟水の塩風呂があり、明るい時間帯は煙突を眺めることができます。
竹のタイル、少し高めの位置から注ぎ込まれる滝も風情があって癒されます。
とろとろの軟水を使った塩分濃厚な塩風呂はこれからの季節にぜひ入ってほしい！
日の本湯さんの塩風呂に入ると、汗疹や湿疹が翌朝にはすっかり良くなるんです。
内湯のバリエーションも充実しています。
深湯、浅湯、バイブラ湯、電気風呂、座りジェット、薬湯など。

日替わりの薬湯もいつも特濃なので、軟水の効能と入浴剤の効能が合わさって唯一無二の泉質が爆誕している日があります（笑）。
湿度と輻射熱がたっぷりで熱々のドライサウナ、室外に蒸気がはみ出しちゃうほどパワフルなスチームサウナもあります。
もちろん水風呂も極上の軟水です。
ビール雑誌に掲載されるぐらいにクラフトビールが豊富なのも日の本湯さんの特徴です。
露天風呂を満喫した後のビール。
これ以上の幸せがあるだろうか…
薬湯やイベント湯、ビール入荷情報などはTwitterで要チェック↓
日の本湯Twitter https://twitter.com/hinomotoyu

④新朝日温泉（鶴見区）

放出駅、徳庵駅（JR学研都市線）から徒歩10分。
プライベートプールのような雰囲気の露天があります。

光の反射による偶然の産物だと思われますが、湯舟の底から湧くお湯が紋様を描いていてグラフィックアートのようになっています。

デザイナーズ住宅のコンクリート打ちっぱなしのような壁に水面の反射が揺れているのも美しくて、初めて訪れた際は驚きのあまり、即ととのっていました（笑）。

この露天には滝や吐水口がないので、静寂の中に水流の紋様と光のゆらめきが広がっていて、なんとも神秘的なんです。
ここでしか体験できない時間が流れます。

浴室はとってもレトロなのに、サウナ室は真新しいというギャップにもハートを撃ち抜かれますよ！
キリっと冷えた水風呂もあり、湯舟は気泡、電気、ジェット、炭酸泉などお湯も充実しています。

⑤不動の湯（城東区）

鴫野駅（JR学研都市線、地下鉄今里筋線）、放出駅（JR学研都市線）から徒歩15分。
銭湯価格で天然温泉を楽しめる不動の湯さん。
露天風呂も含め、水風呂以外は全て天然温泉です。

こちらの露天からは飛行機が飛んでいる空を見ることができます。
電気風呂が露天風呂にも設置されているのも嬉しい。

内湯の深湯は45℃ぐらいのしびれる熱さ。
隣の浅湯は体温と同じぐらいの低温。
この緩急も堪りません。
備え付けのシャンプー・リンス・ボディーソープ、サウナ、ドライヤー、フェイスタオル１枚が無料で、スーパー銭湯のようにサービスも充実しています。

Onsen* が体験できる銭湯

今回ご紹介した「新柏原温泉」と「日の本湯」の大きな湯舟でOnsen* ヒノキの香りが体験できます。
新柏原温泉さん　2022年５月26日（木）
日の本湯さん　2022年５月７日・15日・28日（６月も実施予定）
その他の実施施設は下記の通りです。
ぜひ足をお運びください。



löyly girl(ロウリュガール)
「湯快な毎日」がモットー。
銭湯で毎日温浴をするようになってから身体の様々な悩みが寛解し、銭湯を後世に残す重要性に気づく。温浴の素晴らしさを伝えていくために２つの銭湯で働いています。ゆとなみ社（みやの湯・門真市）、朝日温泉（大阪市住吉区）勤務。
https://twitter.com/loylyg