2022.06.28
オススメの水風呂がある温浴施設5選@大阪
梅雨が明けてもいないのにすでに厳しい暑さですね。
普段は深い熱々の湯船が大好きなのですが、銭湯の浴室清掃で毎日軽く熱中症になるので、この時期は水風呂に浸かる時間の方が長くなります。
暑くなると家のシャワーだけで済ませてしまう方も増えると思いますが、エアコンや冷たい飲食物で身体の内側は冷えて血行不良や倦怠感につながりやすいので、夏も湯船に浸かってほしいです。
湯船やサウナで温浴すると、身体が熱に強くなって熱中症にかかりにくくなる効果があると聞いたこともあります。
そしてなによりも、暑い日に入る水風呂が堪らなく気持ちがいいので、シャワーで済ませがちな方も水風呂を主軸に温浴施設を選んでみてはいかがでしょうか?
特徴的な水風呂がある温浴施設を5施設ピックアップします!
①新宮温泉(大阪市城東区)
JR・地下鉄「鴫野駅」から徒歩10分
浴室が二階建てで、各階に水風呂があります。
普通の銭湯に水風呂が2つある。
それだけでも豪華なのに、単なる水風呂じゃないんです。
まずは1階のスチームサウナ室前の水風呂から。
L字型で深く、水温は23℃ぐらいでしょうか。
冷え冷え至上主義な方には物足りないかもしれません…。
しかし、7メートル上から注がれる打たせ水付き!
頭頂に当てながら浸かると滝行感があります。
強さが程良くて、身体のクールダウンをしつつも頭のコリがほぐれる感覚があって非常に心地よいです。
2階の水風呂はドライサウナ室の前にあります。
各階のサウナ室前にあるので、動線も素晴らしいですね。
まるで主湯のような大きさの丸くて深い2階の水風呂は、1階を見渡せる位置で眺めが最高。
バブリーな気分になれます。
水温はこちらも23℃ぐらい。
長〜く浸かってしっかりとクールダウンできるので、プチ熱中症な自分にとってキンキンに冷えているよりもありがたい設定温度です。
水風呂の他もなかなか個性的な銭湯でして、露天風呂もユニークで堪りません。
背もたれ付きで脚が伸ばせるベンチがトロピカル柄のパラソルの下にあって、空からはとっても細かいミストが降っているので、暑い日や風がない日でも涼やかな休憩時間を過ごせますよ。
夜になるとカラフルなライトアップも始まってムードが独特なので「パラダイス銀河」と勝手に呼んでいます。
②堺新温泉(堺市堺区)
南海電車「堺駅」から徒歩15分
阪堺電車「宿院駅」から徒歩5分
小さな町の銭湯なのですが、浴室の規模からは予測がつかない大きな水風呂がありまして、心が躍りまくります。
広いというか奥に長い。
そして深い!
水深1メートルぐらいあるかと思います。
スクリューバスの装置付きですが、残念ながら稼働はしていませんでした。
(男湯では現役で稼働していたりするのかな?)
スクリューがなくても、この深さと水質だけで身体が溶けそうな体感があります。
天然の地下水だから肌当たりが非常にまろやかで、包み込まれるような心地よさなんです。
堺市の銭湯には地下水のイメージがなかったので、初めて訪問したときは驚きました。
こちらでは全ての浴槽で地下水が使用されています。
ジェットバスがあるのですが、水質の柔らかさとジェット圧の強さの組み合わせがツンデレ感ある仕上がり。
病みつきになります…。
③福助温泉(吹田市)
阪急電車「豊津駅」から徒歩5分
どうしてこんなにも冷やしているのだろうか…。
とにかく冷たい。
冷たいを通り越して熱いような感覚になってくるほどです。
1人サイズの水風呂ですが、冷た過ぎて長く浸かることは難しく、混雑時でもすぐに順番は回ってきます。
あっ!そのために?
回転率を考慮しての水温設定なのかもしれませんね。
理由はともかく、これだけ冷えていると感覚や体感が普段とまるで違ってくるので面白いです。
湯船と水風呂を何度か往復すると、どちらが湯でどちらが水なのか分からなくなってくるし、膝から下は千切れてしまいそうになってきます(笑)。
気持ちいいのか痛いのかすら分からない…。
でも帰り道の爽快感が凄いのでまた行きたくなってしまいます。
凄い…。
④大東洋レディススパ(大阪市北区)
地下鉄「中崎町駅」から徒歩3分
各線「梅田駅」から徒歩10分
14℃と24℃、10℃差の水風呂が隣り合わせにあります。
サウナを3セットほど楽しんだ後、私はこの2つの水風呂だけをひたすら往復する「冷冷浴」にハマっています。
24℃がお湯のように感じてきて面白い。
冷冷浴で身体をとことん冷やした後にテルマーレ(低温ミストサウナ )に入ると、不思議なことに外気浴みたいな感覚になるんです!
冷冷浴からのテルマーレ休憩が大好きになってしまいましたが、冷冷浴は思いのほか身体を冷やしてしまいますのでお気をつけください。
私は翌日にいつもお腹を下しています(笑)。
最後に天然温泉の湯船でしっかり温まり直してから帰りましょう!
⑤八尾グランドホテル(八尾市)
最寄駅から徒歩では遠いので、無料送迎バスがオススメ
ここで改めて私が書くまでなく、サウナー界では有名な温浴施設がある八尾グランドホテルさん。
水風呂が兎にも角にも広い!深い!
ここより大きい水風呂に私はまだ出会ったことがない。
深淵という感じです。
隣には激熱の天然温泉の深湯があり、水風呂からそのまま跨いで入れるので、八尾グラさんの熱風呂と水風呂の往復は「跨ぎ(またぎ)」と呼ばれています。
この「跨ぎ」の温度差はたぶん30℃以上。
どちらの浴槽も深いので水圧のパワーも相まり、ありとあらゆる疲労やストレスを一網打尽にする強烈さがあります。
入浴料は決して安くないし、アクセスも良くない。
にも関わらず多くの人に愛され続けている理由は訪れてみると身に沁み渡ります。
löyly girl(ロウリュガール)
「湯快な毎日」がモットー。
銭湯で毎日温浴をするようになってから身体の様々な悩みが寛解し、銭湯を後世に残す重要性に気づく。温浴の素晴らしさを伝えていくために2つの銭湯で働いています。ゆとなみ社(みやの湯・門真市)、朝日温泉(大阪市住吉区)勤務。
https://twitter.com/loylyg